ワイヤーカットのQ&A お客様よりワイヤーカットで問い合わせの多いキーワードは、加工高さ、使用線径、加工材質、です。
地域としては埼玉県内のお客様が特に多いです。
Ｑ． 小ロットの加工出来ますか？
Ａ． もちろん、1個から対応させて頂きます。量産など数量の多いものも、治具等工夫して、効率よく加工致しますので、御相談ください。治具も社内で加工致します。
Ｑ． ワイヤーカットで加工できる材質は？
Ａ． 基本的に通電する金属ならば、加工出来ます。それ以外には、セラミックに金属を混ぜてある材質なども加工実績はあります。材質の成分が不明なものも、加工条件を調節して加工致します。ご相談ください。
Ｑ． 加工できる大きさはどれぐらいでしょうか？
Ａ． 最大ストロークは Ｘ600ｍｍ Ｙ400ｍｍ Ｚ410ｍｍまで加工出来ます。Z410mmの厚みが加工出来るの機械はそれほど多くありません。またサイズオーバーの場合は、寸法と形状によっては加工できる場合がありますので、御相談ください。薄板も加工しております。極小部品も、治具を駆使して加工致しますので、御相談ください。
Ｑ． 加工精度はどれぐらいまで出せますか？
Ａ． テーパー加工で、先端の寸法交差±0.002は実績もあります。材質、表面粗さ、形状、機械精度（0.05μスケールフィードバック）にも大きく左右されます。加工時の水温、気温、測定時の温度管理をして測定致しますので、要求があれば、どんどんチャレンジしていきます。
Ｑ． ワイヤーカットでの加工最小Ｒは？
Ａ． 弊社設備ではワイヤーの線径はφ0.1です。半径は0.05ｍｍですが、加工するとＲ0.06ぐらいにはなります。
Ｑ． 表面粗さは？
Ａ． 多重仕上げ加工で、カタログ上はＲｍａｘ0.8μは可能です。それ以下の粗さは、今後テストカットをして、つめてきたいと思っております。
Ｑ． ギア加工は出来ますか？
Ａ． はい、加工出来ます。その際、モジュール、歯数等の情報をお願い致します。また、スプライン、カム形状、部分ギア、テーパーギア等も加工可能です。
Ｑ． テーパー加工は何度まで出来ますか？
Ａ． 45度テーパーも実績あります。上下異形状も部分テーパも加工出来ます。
Ｑ． 油中加工出来ますか？
Ａ． 残念ながら、弊社設備では水中加工になります。しかし、特に水には気を使ってますので、通常のイオン交換以外にもイオン交換を行っており、錆を防いでおります。ＮＡＫ材等錆の発生しやすい物も錆は防げます。超硬も問題なく加工出来ます。
Ｑ．３Ｄデータでから加工出来ますか？
Ａ． ３Ｄデータは、ＩＧＥＳ・ＳＴＥＰ・Ｐａｒａｓｏｌｉｄ・Ｓｏｌｉｄｗｏｒｋｓ・Ａｃｉｓ・ＴｈｉｎｋＤｅｓｉｇｎ・ＣＡＴＩＡ・・等、２Ｄデータは、ＤＸＦ・ＤＷＧ等も対応しております。
Ｑ．図面がないのですが、サンプルから加工出来ますか？
Ａ． 形状によりますが、弊社設備の非接触3次元測定機で測定した結果を、そのままＣＡＤに取り込み加工致します。例をあげますと、ギアの一部が壊れて、残っているギアの部分のデータを使って元の形状を加工する事もあります。リバースエンジニアリングという形になるかと思いますが、特許や著作権など、知的所有権を侵害する様な場合はお断りしております。
Ｑ．ワイヤーカットのスタート穴は必要ですか？
Ａ． どちらでも構いません。高速細穴放電加工機（φ0.2～）がありますので、弊社でスタート穴をあける事も可能です。スタート穴を加工される場合は、加工後の材料の変形や、加工効率にも影響する事もありますので、加工する前に連絡を頂けると助かります。
Ｑ．測定データは頂けますか？
Ａ． 必要な場合は、依頼時に測定データ添付と測定箇所の指示をお願い致します。素材調達からの場合もミルシートを付ける事が可能です。
Ｑ．短納期なのですが、対応出来ますか？
Ａ． タイミングによりますが、ワイヤーカット機が5台あり、複数台で加工出来ますので短納期も出来るだけ対応させていただきます。機械メーカーも同じメーカーで、同じ機種もありますので、機械による寸法の差も出にくいかと思います。
Ｑ．素材から、または前加工から対応出来ますか？
Ａ． はい、対応させて頂いております。素材からはもちろん、マシニング加工、旋盤加工、研磨加工、熱処理等も対応しております。
最後までお読み頂きありがとうございます。
ワイヤーカットから、5軸マシニング、治工具設計製作を得意とするさいたま市の氷川工作所です。